法人税の申告も終わって2週間、ここしばらくデスク周りの片付けに専念しているのだが、改めて、欠かせない事務用品が増えていることに気がつく。
これがないと仕事にならない、というのは大げさだが、すっかり自身の間で定番になってしまったものが少なくない。
そこで今日現在、お気に入りの事務用品を10アイテムほど集めてみた。
お気に入りの事務用品は日用品ともなっているため、これ以外にも意識していないものもあるに違いないが、思い出したときや新しく出来たときはまた記事にしてみたい。
必須事務用品10撰
3M ポストイット強粘着 ラインノート
普通のポストイットではすぐに剥がれてしまうが、強粘着タイプならPCやモニターにも貼れる。 罫線入りのためメモとして使いやすいし、失礼でない相手ならちょっとした一筆箋代わりにも使うことができる。
問題は色味で、文字の可読性を考えるとネオンイエロー一択となる。派手なカラーで見落としはしにくいが、パステルカラータイプの罫線入りも欲しい。 あとは後述のニーモシネと異なり筆記具を選ぶのが残念だ。 そんな欠点があってもこの上なくヘビーユースな逸品だ。
シャープ 実務電卓ナイスサイズタイプ EL-N942X
電話中など、日々の業務のなかで暗算では手強い計算をする機会は多い。 EXCELを立ち上げるには大げさ、かといってスマホの電卓アプリでは面倒な計算、というのが結構ある。 このレベルの四則計算ならばやはりハードウェアとしての電卓が速く便利だ。 簿記の専門学校でも推薦されている電卓の一般モデルで、キータッチがすばらしい。 このランクの電卓を使い慣れるとノベルティの小さな電卓が使えなくなる。
他メーカーにも人気の電卓があるが、キーの配列(例えば「0」や「00」の位置)が個人的にこちらの方が使いやすい。
ぺんてる ゲルインキボールペン エナージェル赤
書類に朱を入れるためのサインペンの代わりにエナージェルの赤1.0を使用している。 1.0はサインペン代わりとしてもやや太めで、文字の太さとしては0.7の方が使いやすいのだが、1.0は0.7以上にヌラヌラとした書き心地が好ましく手放せない。
デフォルトの軸は軽すぎる気がして、オートのリバティ太軸のブラックに入れている。 リバティには以前はサラサが入っていたのだが、去年から代替わりしている。
マックス スタンプ台 瞬乾朱肉プレミオ
以前よりは少なくなったとはいえ、年間を通じれば捺印の機会は数え切れないはずだ。 旧来の朱肉では乾くのに時間がかかるため書類を汚してしまうこともあったが、速乾性の朱肉に変えてからはそれがなくなった上に、よりキレイに押せるようになった。 シャチハタの速乾朱肉も試したが、マックスの瞬乾朱肉の方が好みであり、すでに10年以上も使用している。 サイズは50号を使用しているが、大型の印鑑を使用していなければもうひと回り小さくても大丈夫だろう。
ネットでは大事な書類が滲んだという話もあるが、この手の速乾タイプは他メーカーも合わせて長年使用しているが、そうしたトラブルは一度もなかった。 なお朱肉の質に限らず捺印時には必ずゴムマットを使用しよう。
パイロット 油性ボールペン オプト
今やすっかり主流となった新油性と呼ばれるなめらかなタイプのインクのボールペン。 画期的な進化だが、複写伝票のような用途にはやはり旧来の油性インクが向いている。 パイロットのオプトはロングリフィルでインクの量が多くインク切れをあまり気にせずにドンドンと書ける。 ゲルインクや新油性の時代でも今でも人気の油性ボールペンだ。 200円の事務用品としてはデザインもすぐれている。 今はカーボンとスターダストを使用。
ちなみに複写伝票でも宅配便の宛名書きのような太字の用途には、伊東屋のロメオボールペンにパーカー互換の旧来の油性リフィルを入れている。
カモイ マスキングテープ mtシリーズ
カラフルなマスキングテープは今やすっかり文房具としても定着してしまった。 粘着力の弱いテープをこのような用途に利用するとは、すばらしい発想だ。 さすがにビジネス用途ではあまりに柄が派手なものは使えないが、シンプルなマステは1本あるとなにかと使い勝手がいい。 1P basic のマットホワイト、そして 1P deco のストライプ・ライラックを愛用中。
マットホワイトのマスキは白さを活かして上記のポストイットでは使いづらいような、仮のタックラベルなどの用途に使用している。 歳のせいかすっかり頭が固くなっているためにアレなのだが、若い感覚なら発想次第でさらに使えるのではないだろうか。
3M スコッチ はってはがせるテープ
こちらは領収書など、書類(紙)に使うための弱粘着テープ。 そこまで厳密に決めているわけではないが、何度か繰り返し貼り剥がしを行う可能性のある用途に利用している。
特に領収書を台紙に貼る用途に使用しているが、具体的には、 小規模事業者の領収書の整理術と保存方法 を参考にして欲しい。
マルマン ニーモシネ A7変型メモ特殊5mm方眼罫
現在もメインで使用しているメモ帳はマルマン製だ。 5mm方眼紙となっているタイプで切り取り用のミシン目が入っており、A7と小さいこともありポケットにも簡単に収まる。 ツインワイヤ製本と呼ぶリング状で開きやすく、表紙と裏表紙が硬めでメモが取りやすい。 やや厚手の紙質で万年筆やゲルインクでもにじみがあまりなく、なめらかな細字のペンとも相性がいい。 以前は、別のとても有名メモを使用してみたが、にじみや裏写りがひどかったが、ニーモシネに変えてからは快調である。
画像は使用している古いタイプ。 最近、表紙のデザインがさらにシンプルになってしまったが使い勝手は変わらない。
マルマン セプトクルール ルーズリーフパッド&ホルダー
上記のニーモシネもそうだが、学生時代からルーズリーフやレポート用紙はマルマンが好みだ。 近頃はルーズリーフを使うことは少なくなったこともあり、このホルダーとルーズリーフとセットについては、もっぱらホルダーの方を使用している。 薄いもののマチがあることと、ゴムバンドが付属しているため不用意に開かないところが気に入っている。 内部にはポケットもあるため、少ない量の書類を外で持ち運ぶときに使用している。
クリアを使っているのだが、現在はグリーンとなり、クリアは在庫限りのようだ。
オルファ オートロック方式小型カッター リミテッドAA Ltd-02
紙を切る作業はなんだかんだといって多く、小型のカッターナイフは重宝する。 黒刃目的で、ついでにデザインがよさそうな本体が欲しくて購入したのだが、ボディの六角形のえんぴつタイプ(とはいっても両サイドの面がかなり広めだが)が使いやすい。 カランダッシュのボールペンの持ちやすさと同じ構造だからだろうか。 滑り止めがないため力のいる切断には向いていないが、数枚の紙を切るような細かな作業にはもってこいだ。