趣味と実益(体力維持)を兼ねて自転車に乗っているのだが、現在のクロスバイクでは購入直後から不満な点がひとつあった。
それがペダルである。
小さいし足が滑ることがある。
さらに最近では時折、ガキッという音がして心臓に悪い。
そこで前々からペダルを交換しようと考えていたのだが、なかなか実行できないでいた。
ペダルの交換は難易度自体はかなり低めなのだが、
ペダルレンチが必要
という1点でなんとなく渋っていた。
最近ではアーレンキーで交換できるタイプのペダルも増えているようだが、このペダルの取替にはペダルレンチが必要なタイプだ。
アーレンキーやドライバと異なり、他に流用する機会がなさそうなのがひっかかった。
モンキーレンチでもいいのだが、残念ながら所有するモンキーレンチでは厚さの関係で使用不可だった。
あとはなんとなく初めてやることにドキドキしてしまう性格な上に、年を取ったせいか、失敗したらどうしようと考えるとなんとなく億劫になってしまう。
そんなこともあり、なんとなく放置していたのだが、先に書いたガキっという音がひどくなったために、さすがに不安が増した。
ようやくペダルを取り替えることにしたのが春の終わりのことである。
基本的に平地で、速く走りたいとか、自転車は1gでも軽量化を、というわけではない。
ビンディングシューズは履かない街乗りの自転車乗りなので、大きめのフラットペダルが安定性が高くてよさそうだ。
探している中で、MKS三ヶ島製作所のBM-7(復刻版)というペダルというのが気になった。
オフィシャルにはBMXやMTBにおすすめ、と書いてあるのだが、検索するとロードバイクに使用している人もかなりいる。
三ヶ島はメーカー自体もファンが多く、このBM-7も評判がよい上に安くて多色展開もしている。
メーカーはメンテナンスも考えているようで、専用の安いキャップスパナまで販売されている。
そのためか、ベアリングのグリスアップの方法も公開されている方もいるほどだ。
この価格だし合わなくてもいいかなとも考えてBM-7に決めた。
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また、ペダルレンチはアマゾンで人気のものを購入。
プラスアルファの出費だがいちど買っておけば役に立つだろう。
たまにペダルが緩むこともあるので、締め直し用にもあれば役に立つ。
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取り換えは本当に簡単だった。
解説してくれているブログでは、古いペダルが固着していて大変だったという記事をいくつかみたこともあり、うまくいくかと心配だったが杞憂だったようだ。
右足側は反時計回りに、左足側は逆ネジで時計回りにまわすとネジが緩む。
要はクランクを回す方向に回すとネジが締まり、逆の方向に回すとネジが緩むのだ。
つまりクランクをまわしているときにネジが緩まないようにという工夫だそうだ。
数年間特に手を入れていなかったのだが、ちょっと体重をかけると簡単に回ってくれた。
固着防止のために古いグリスを拭き取り、新しいグリスを塗っておかないといけないとのことで、昔買ったシマノのプレミアムグリスを使用する。
もっと頻繁にメンテナンスをすれば違うのだろうが、このグリス、無くなる気配がない。
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取り外しとは逆方向にレンチをまわして終了。
実はこのとき締め付けが弱くて、しばらくして異音が。再度、しっかり締め付けたらそれ以来出なくなった。
BM-7へ取り替えてから3ヶ月ほど経ったのだが、もっと早く取り替えておけばよかったと後悔している。
クルクルとよく回るし、大きいので足が乗りやすい。
基本的にスニーカーで乗るのだが、ソールにほどほどの感じで具合に食い込み、シューズへのダメージもない。
たしかに多くの利用者が口をそろえて言うように、傑出したよさというのは感じないが、安定したペダリングができるクオリティの高いペダルである。
ホント、2度言うが、もっと早く取りかえておくべきだった。