コクヨのフラットファイル、なかでもフラットファイルVといえば、定番中の定番の紙のファイルなのではないだろうか。 ウン十年前の小学生の頃から見かけている。
ただ当時は異なる点もある。
あの頃はフラットファイルは、くすんだ薄い青色のファイルしか見た記憶がない。 フラットファイルにいくつものカラーがあることを知ったのは、20歳を過ぎて仕事で事務用品を購入したときのことだ。
イエロー、グリーン、レッド、グレー、パープル、そしてブルーも濃いブルーがありコクヨではコバルトブルーと表記されている。
デフォルト(?)である、青色は先にくすんだ色と評したように、あまり好きなカラーではなく、いかにも事務用品という感じだったが、このコバルトブルーは他の色と同等で悪くない。
オール樹脂綴じ具のよさ
ファイリングはこれまでも幾つかのファイルを試してみたが、多くのファイルにこのフラットファイルを使用してしまう。
20年ほど前から綴じ具が樹脂に変わったことで個人的に使い勝手が劇的に良くなった。
以前の金属の綴じ具は、価格が安いこともあって処理があまい部分があり、隅がひっかかることもあった。 なにより処分する際に分別を必ずする必要がある。
現在の樹脂の綴じ具はそうした心配がなく、さらに綴じた書類がズレにくいというメリットもある。
フラットファイル、60年前に完成したということで、特設ページができていた。 http://www.kokuyo-st.co.jp/stationery/feature/ff60/
ここでみると、綴じ具のオール樹脂化は1994年からで、2年後の1996年には現在と同じタイプの綴じ具になっているそうだ。
今ではいくつかの派生品があり、表紙が再生発泡PPタイプのフラットファイル(PP)を検討したこともあるが、それならフラットファイルにこだわらなくてもいいのではないかと見送ったこともある。 やはり定番の定番であるフラットファイルVは、安価で軽いというメリットは捨てがたい。
KOKUYO NEOSシリーズにも
またこの記事を書くまで知らなかったのだが、今年の初めからNEOSシリーズとしてフラットファイルが発売されている。
シックな色彩もさることながら、サイズがややワイドになったことで、クリアポケットがはみ出さなくなった。 基本は2つ穴パンチで穴を開けて綴るのだが、いくつか後日コピーをとる可能性の高い書類がありクリアポケットを利用しているため、個人的に嬉しい仕様だ。
6月8日からは、同じようにサイズがワイドになったリングファイルやチューブファイル、ファイルボックスなども発売される。
そんなこともあり、リングファイルも含めて今年度からいくつかのファイルをNEOSに変更する予定である。