化繊を洗うための合成洗剤
普段は基本的に粉石けんでの洗濯をしています。 アレルギーやアトピーがあるというわけではなく、絶対自然志向というわけでもないのですが、綿100%の服を石けんで洗濯した着心地が好みです。
そうはいっても今の時代、化学繊維の高機能衣料は必需品に近い存在になりました。 ただ、これら化学繊維の衣料品は石けんとの相性が悪いのが悩みの種です。 石けんでの洗濯を続けていると機能性も失われてしまいますし、匂いも気になります。
香りのない合成洗剤はなかなかない
そこでアルカリ性の合成洗剤の出番ですが、ところがこの合成洗剤、香りのついていないものがほとんどありません。 強い香りがダメなのと、吸水力が落ちることから柔軟剤は使用していないのですが、それでも洗剤に香りがついていてはよくありません。
ですが、一般的なスーパーやホームセンターあたりで扱っている合成洗剤はまず香りがついています。 今ではネットで購入できるようになったので、それでもあまり困ることはないのですが、自然派をうたう合成洗剤でも、その多くが香りがついているものです。
無香料の合成洗剤3種類
ファーファラボ柔軟剤の香りがひきたつ無香料洗剤
そんなこともあり、ファーファラボ 柔軟剤の香りがひきたつ無香料洗剤というのを使用していました。
こちらは界面活性剤の割合が非常に少なく、それこそおしゃれ着用の中性洗剤よりも低い値です。 肌には優しいかも知れませんが、あまり汚れ落ちがよくありません。
そしてそれにもかかわらず、2度すすぎとなっています。 汚れが落ちないのに水は多く使うということで、経済的にも環境的にもよくありません。
そこで別の合成洗剤を考えることにしました。
ヤシノミ洗たく用洗剤
候補のひとつは、有名なヤシノミ洗剤ブランドのもの。 以前は、ヤシノミ洗剤の洗たく用液体というのを販売していましたが、2016年の春に販売を終了。 新しくヤシノミ洗たく用洗剤コンパクトタイプという洗剤を発売しています。
ファーファラボ気になる成分無添加洗剤
また同じこれまでと同じファーファラボの気になる成分無添加洗剤というコンパクト液体洗剤でした。 こちらはさらに一般の店頭ではみかけたことがなく、ネットでの情報のみでした。
ふたつを比較してみて
まずは主成分ですが、ヤシノミ洗剤はヤシノミ由来、気になる成分無添加洗剤は、植物性由来と書いてあります。 細かくは、どちらもポリオキシアルキレンアルキルアミンになります。 洗濯の量に対する使用量もほぼ同じ。
ただし大きな違いとして、ヤシノミ洗剤には純石けん成分が入っていることです。
合成洗剤を使う理由として、石けん成分を避けるためですので、これでは本末転倒です。
そんなこともあり、この夏からは、ファーファラボの気になる成分無添加洗剤を使用して無香料洗濯を続けています。 今のところ汚れ落ちもよいですし、服の機能も損なっていません。 また肌はそれほど弱い方ではないので参考にはならないでしょうが、肌のトラブルも起きていません。
ちなみに、ヤシノミ洗剤の洗たく用洗剤も平行して使ってみましたが、具体的な違いを感じることはありませんでした。 一般衣料にも使うのならば、どちらを使ってもあまり違いがないようにおもいます。 ただし化学繊維に関しては、長期に使い続けるとどうなるか、という心配な点があります。
2017年初頭、化学繊維衣料を洗う無香料の合成洗剤としては現時点でベストはファーファラボではないでしょうか。